アトピーが治らない人の悪化原因は…
アトピーがなかなか治らない人は、自分の悪化原因をわかっていない。
すごーくシンプルにいうと、100%コレ。
自分のアトピーの悪化原因がわからない。だから、アトピーを改善する方法も分からないんですよね。
本当の悪化原因をわかっていたら対処の方法も知ってるから、自分で解決できるようになります。
LINEのPDFでも書いているけど、アトピーは悪化原因が複数絡み合っていて、全部がパズルのようにパチっと合えば改善していきます。
ドクターマセソンの治療の一環として指導されるスキンケアや生活の改善内容は細かく、面倒くさく、そんなに神経質にならなくてもいいんじゃない?と思うような内容もあります。
「コレ、やる意味ありますか?」と聞かれる事もありますが、この考えは、アトピー悪化の落とし穴につながります。
経験者・知識がある人の話を素直に聞く
今までの知識と経験で解決しているなら、今、悩んでないよね?という話。
アトピーの悪化原因がわからないなら、まずは知識と経験がある人の指導を素直に聞くこと。
車の運転も【基本のルール】がありますよね。
基本のルールに従わないでアクセル全開で公道を走れば事故につながる。
ドクターマセソンの治療を受けたら、【基本のルール】はドクターマセソンの指示になる。
(医師や専門家の指導でも、基本から外れてることがあるので、そこが、一般的な車の運転とは違うところですが。。。)
ドクターが100%正しいとは限らない
ドクター推奨品であっても、合わない事もあります。
ですが臨床研究に基づいた治療とケアです。肌の生理学的に見ても、アトピー的に見ても、間違った方向にいく指導ではないのでドクターマセソンの指導を無視する意味は無いと思う。
ドクターマセソンの治療を受けた人で治るスピードが早いのは、質問や相談を的確にできる方、指導された事をしっかり守る方です。
リチェック(再診)の必要性。
アトピーは長年患っている人が多いです。
2022年のドクターマセソンの治療アンケートでは45.5%が40歳以上という結果でした。
初めてアトピーを発症、または診断された年齢は60%以上が0〜3歳。
30年以上、皮膚にトラブルを抱えて生きてきたということになります。
2022年度の治療患者さん70%以上の方が8点以上の症状。
3ヶ月以上経った方へ質問しています。
60%の方が2〜4点まで改善しています。
長年患ってきたアトピーをたった1ヶ月で治す方法。
長年患ってきた皮膚炎をたった1ヶ月で治す方法は
超強力なステロイドを大量に、長期使用することです。
簡単ですよね。
でも、そんな恐ろしいことが嫌だから、脱ステしたり、ドクターマセソンの治療に頼っているのですよね。
ドクターマセソンの治療はステロイドの薬で治そうとする治療ではありません。必要な分だけ適切に使い、その他はスキンケアや生活環境を整えることで改善させる治療です。
そのため、短期使用で強いお薬の投薬は終わります。
副作用が出ないように年間のステロイドの使用量も計算されています。
投薬が終わったら、スキンケアや自分の治癒力で治していくものなので、「薬で治す治療」ではないのです。
なので、たった1ヶ月、半年で、何十年も患ってきた病気がすっかり治るというのは、逆に怖くないですか?
健康な肌の人でも、肌荒れが改善するのに半年はかかります。
医療顧問は集中治療は1ヶ月だけど1年は不安定になる事があるけど、頑張ってください。と言っています。
アトピーの本当の意味での改善は、年数がかかるものです。
中には治療1ヶ月で安定、薬もほとんど使わず、そのままスタンダードなケアでスルスル改善する人もいますが、重症な方はしばらくは不安定で悪化を繰り返す事は当然。
肌の基礎から回復するには再診も必要な場合が多いです。
正しく治療をしていれば、ゆっくりでも確実に安定していきます。
治り方が違うのは、ステージが違うから。
全員が同じゲームをしたとしても、立ってるステージが違えばゲームの難易度が変わるのと同じ。
スルスル治る人は初心者ステージ。
なかなか治らない人は難解ステージ。
年齢も肌状態も違うので、みんなが同じタイミングでクリアできるとは限らないので、うまくいかなくても落ち込まないでください。
うまく行かなくて、当たり前。1年以内に治らないと落ち込んでいる方は、焦りすぎです。
早くクリアしたいなら上級者にクリアの方法を聞く。
自分のアトピーをクリアしたいなら、知識と経験がある人に聞くこと。
また、元治療患者さんの経験を聞く事でヒントになる事も多いです。
私も難解ステージにいるタイプなので、治療後1年間はしょっちゅうリチェックしました。
ありがたいことに、母がエステティシャンであり、肌理論については詳しいので母の知恵を借りる事も多いです。
ドクターの近くでこの活動をしていて勉強会や医療情報を聞ける立場なので、さまざまなケースをヒントに自分の肌改善につなげる事ができています。
今でも時々リチェックを出すことはあるし、私が合うものが、他の人には悪化原因だったり…本当に難しい病気なのだと痛感します。
患者さんの悪化原因は十人十色。だからこそ、知識や経験のある人に聞く事が大切です。
治療後に悪化するパターン。
治療後に悪化させてしまう方のパターンは似ています。
ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)が出来ない方。
今までの経験を元に自己流を挟んでしまう方。
ドクター以外の人からのアドバイス(ネット情報)を信じてしまう方。
1ヶ月の集中治療だけドクター達の指導を聞いて、そのあとはスキンケアや指導を自己流に戻して悪化させてしまった方。
薬を飲んで塗って、ある程度安定すれば、その後のケアは不必要と認識してた方。
リチェック(再診)のタイミングが分からず、ズルズル悪化してしまい一人で悩む方。
医療顧問には相談するけど、リチェックを勧められると拒否する人。
あまり相談しなかったり、相談の仕方がうまくなかったり、リチェックを受けない方が悪化したまま時間が経ってしまっている人がいると思っています。
診察後の40分の勉強会でアトピーにとって必要なことを指導されていても、人は聞いたことは次の日には20%しか覚えていないというので、メモや録音をしていないと学んだことも、どんどん忘れていってしまいます。
それも当たり前のことです。
自分の認識が合ってるかを何度も確認することも必要です。
リチェックも相談も超大切。
最低でも、1年以内はしっかり頼った方が良いと思っています。
日本の治療に慣れているとリチェックの金額が高く感じるので、仕方ないかもだけど…
自分の病気を本気で治そうと思ったら、お金も時間も根気も必要です。
私も一つの症状で3.4ヶ月続けてリチェック出した事もあります。
金銭面も精神面も負担でしたが、それで分かった悪化原因もありました。
1ヶ月の集中治療が終わった後も、投薬する必要があったり、何度も相談することでドクターの指導内容もかわり、うまくいくパターンがあります。
治療がうまくいってる人は、何度も相談の連絡をいれ、リチェックを行っています。
ドクターの役目。ゴール地点に導くガイド役。
ドクターの医学的な知識と研究データ、経験は、患者本人より豊富です。
どっちに行ったら危険か、何をする必要があるかを指示する事は出来ます。
でも、ハンドルを握っているのはあなたです。
右に行けば近道だと伝えても、無視して違う方向に進んでしまえば、悪化するのは当然。
せっかく治療したお金と時間を無駄にしないためにも、些細な事でも報告、連絡、相談が必要です。
治療は、患者さんが一人でするものでもないし、薬任せ、相手任せでも上手くいかないです。
アトピー悪化。落とし穴にハマらない方法。
アトピーが悪化するのは、自分のアトピーの悪化原因がわからないから悪化します。
まずは先人の知恵を借りて素直に実行しましょう。
「これって本当に必要?」と今までの経験や自分の考えを持ち出さず、まずは全部指示を守りましょう。
「今まで使えてきた製品だから合っている」
「やめた方が言われたけど香りが好きだからやめたくない」
「もう安定してきたから、そろそろサボっても大丈夫でしょ」などなど、今まで自分で大丈夫だったこともダメだと言われたらまずは指示通りに受け入れる。
新しい事を始めるときは一つずつ初めて1ヶ月ずつ様子を見る。
メモや日記に残しておく。
悪化したときは、いつ頃から悪化し出したか、新しい製品を使ったことや、指示を辞めてること、その他、治療前後で変わった生活状況や肌状態などを細かくメールで送り、ドクターや医療顧問に報告する。
メールの内容が薄いと、リチェックの返信やアドバイスの内容も薄くなってしまうので注意が必要です。
私も自己流で何度も痛い目に合いました。
保湿の方法、お風呂の温度、洗濯の仕方、日焼け、汗、衣類……ブッチャケそこまで神経質になる必要ある?って感じですよね。
私もドクターマセソンの治療を受ける前、元治療患者さんのユカリさんのblogを読みながら「なんか神経質な人だなー。」と思っていました。
その当時、私は脱ステ、自然派で頑張っていてナチュラルが一番アトピーに良いと信じていた時だったので保湿する意味もお風呂の必要性もよくわかっていませんでした。
治療がスタートした時はもちろんしっかり指導は守ったけど、慣れてくるとサボるようになってくる。
「もう改善してきたし、こんなにしなくてもいいだろう」って。
そこから悪化したことは数知れず…。
化粧品で悪化、ケアをいい加減にして悪化などなど、アトピー肌の繊細さ、治療後のケアの大切さは痛いほど知っています。
自己流のつもりがないけど、教えてもらった事を忘れてしまってて自己流になってるということも多々ありました。
ドクターの指示内容が合わない場合もありました。
私はムピロシンや新セタフィルジェントルスキンクレンザー、ドクター指定のシャンプーリンス、洗剤など合わないものが多かったのですが違う製品を提案してもらい、自分でもしらみつぶしに探しました。
プラスティーベースが合わない方や、塗り薬の基材が合わない方などもいます。
指導されたケアが間違えていないのに悪化することも報告する事で新しい提案がもらえます。
同じことしか答えてくれないとか、それって本当に意味あるの?とすぐに判断せずに粘り強くホウレンソウをしてみてください。
いろんな患者さんの情報を知ってるので何か情報を渡せば、新しい答えが返ってくる可能性もあります。
ドクターマセソンの患者さんだけのグループLINEをご用意しています。治療患者さんは治療が決まったら「グループLINE希望+フルネーム」とメッセージしてくださいね。
患者さん同士で情報交換することで新たな原因が見つかることもあります。