今回は2021年12月にドクターマセソンの遠隔治療を受けたえりぺさんの治療前~現在に至るまでの治療報告をいただいたのでシェアします。
前編と後編で分けています。
1. 過去の治療
生後から23歳まで標準治療
生後すぐにアトピーと診断されました。標準治療でステロイドを使ってきました。そのおかげで思春期は皆と同じように遊ぶこともできたし部活もできました。
小学校に入る頃には見た目も割と綺麗だったと思います。なので友達は私の事をアトピーだとは知らなかったみたいです。
でも身体は常に疲れていました。
そのことを「自分は怠惰で根性がなくてだめなやつなんだ」と思っていました。
大学に入って、外見にも気を使うようになり、少し乾燥するからといって顔にもステロイドを使っていました。
当時は何も知らずに…今思えば怖い話です。
そのおかげで周りからは肌が綺麗と褒められていましたし、自慢でもありました。でも1日でも薬を塗らない日があると痒い!
汗をかいた日は「あぁ一刻もはやく薬塗って寝たい」
そして薬を塗る範囲はどんどん広がっていき、足から頭皮までになりました。
しかも首が薬や掻き傷のせいで色素沈着を起こし黒くなっていました。
「薬のせいで肌が黒くなるんだ。でも薬がないと肌が綺麗な私でいられなくなっちゃう。何とかしなきゃ。」
葛藤や焦りでイライラしていました。
私の努力が足りないからアトピーが治らないんだと当時は思っていました。
そんな私にとうとう転機が訪れます。
社会人1年目のときにとうとう薬が効かなくなってしまったのです。
そりゃもう焦りました。
インターネットで調べまくり、その時に初めて自分が塗ってる薬がステロイドだと知りました。
ステロイドの怖さを知ったのもこの時です。
頭皮には最強クラスのものが処方されていたと思います。
焦りと怒りのなかで「こうなってしまったのは全部自分のせいだ。」と悟りました。
自分の頭で考えず、医者の言われたとおりにただただ薬を塗っていただけだから。
「アトピーは他人任せじゃ治らないんだ」って気づいた瞬間でした。
そして「ステロイドなしでアトピーを自分の力で治そう!」と一念発起し、ここから私の長い長い過酷な旅が始まりました。
社会人1年目、23歳から脱ステ開始
そこからアトピー関連の本を10冊ほど買ってきて、自己流、脱ステ開始。
そこからはご想像のとおり。
ネットで脱ステと検索すると色々出てきますが、例にもれず私もそうなりました。
脱ステ中、カビやヘルペスにも感染しました。
ほんとよく生きてたと思います。
街を歩くと振り向かれ、知らないおばさんから「あんた大丈夫?」と聞かれたことも…(血だらけだったからね。)
ちなみに私は脱保湿をすると痒みがましになるタイプでした。
今思えば、黄色ブドウ球菌に感染していたので、保湿すると痒くなってしまっていたのですね。
脱ステ開始から4年目。27歳でつるぴかに!
脱ステ開始から4年経った頃にぐっと楽になりました。
首以外は、見た目もつるつるピカピカに!(首は色素沈着していた)
すごく乾燥してるけど、見た目は綺麗でした。
(乾燥してるけど綺麗な状態って魚の鱗みたいにキラキラ光るんですね。おそらくその状態でし
た。)
「私のやっていたことは正しかったんだ!頑張って良かった」と思いました。
だけど、楽になったとはいっても、夏になって汗をかくと凄まじく痒い!人前で掻けない時はトイレに駆け込んで掻きまくってました。
あぁ思い出すと辛い。。
夏に悪化し、秋冬に肌が落屑してつるつるになる…を繰り返しました。
いつかステロイドの毒素が抜ければ、夏でも悪化しなくなると本気で思っていました。もう少し頑張ろうと思い続けながら、5年ほど過ぎました。
漢方、鍼灸、その他いろいろ…脱ステ10年で疑問。
脱ステを開始し、10年経ちました。
その頃から、脱ステでほんとに治るのだろうかと疑問が沸いてきました。
脱ステで10年も経つのに相変わらず夏は痒い。治った気がしない。10年も続けてたら何かしらの成果はでているだろうと。
成果がでていない=自分のやり方は間違っていたんだ と認めざるをえなくなりました。
脱ステとは違う、何か他のアプローチを考えなければ…と漢方を始めました。
そこからどんどん悪化していきました。
秋冬はつるつるになっていたのに、いつの間にか1年中痒いという状態が続きました。
糖質制限。紫外線療法。温泉治療。とくに漢方、鍼灸にはとてもお金を使いました。
それに反してどんどん悪化。年齢とともに痒みの我慢もできなくなってくる。
脱ステ12年目で、限界がきました。
「もう無理」。
薬に頼らざるをえなくなりました。
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