【誰も教えてくれない真実】牛乳石鹸はアトピー肌は悪化する?メリットとデメリット【皮膚理論】

アトピーブログ
かなちん
かなちん

こんにちは、30年アトピーが治らなかったかなちんです。

 

先日、牛乳せっけんについて質問をいただきました。

皮膚科でアトピーに牛乳石鹸の青箱を勧められて、何の疑問もなく使っていました。実際はアトピーに効果的なのでしょうか?

 

ネットの牛乳せっけんの評判は…

  • 牛乳石鹸はアトピーに優しい
  • 界面活性剤が含まれていないから安心
  • 牛乳石鹸でフワフワ肌になった

 

ネットで検索すると「良い」意見の方が多いですが、関連のキーワード検索では「牛乳石鹸 アトピー 悪化」と出てきたり

Yahoo!知恵袋で「牛乳石鹸が合わない方いますか?悪化してきたんですが…」と出てきます。

 

牛乳石鹸について検索するとアトピーに効果があると言われてるけど、実際どうなの?信頼できる詳しい情報が出てこない!

 

という方に向けて

肌の生理学とアトピー性皮膚炎の体質から見た牛乳石鹸の真実を書きます。

  • 牛乳石鹸のメリットデメリット
  • 本当に石鹸は肌に優しいのか?
  • アトピー肌と石鹸の相性
  • 牛乳石鹸が合う肌の人?

 

 

かなちん
かなちん

最後まで読んでくれた方にはアトピーケア理解度テストアトピーに悪化原因のPDFをプレゼントします。

 

YouTube動画では、牛乳石鹸を使った実験をしています。

 

動画の方がわかりやすい!という方は動画をどうぞ。

 

サラッと読みたい方は記事を読んでくださいね!

 

 

牛乳石鹸のメリットはこの3つ

  • 価格が安い
  • 余計なものが含まれていない
  • 合成界面活性剤が含まれていない

 

 

皮膚科の先生はこの「合成界面活性剤が含まれていない」部分だけをメリットとしてアトピー性皮膚炎の方に勧めています。

 

ここで見落としがちなポイント…

皮膚科医は医師です。

病気の肌しか見ません。薬を使って治療をするまでが医師の仕事です。

肌の美容や化粧品の成分、効果効能については詳しくありません。

 

【牛乳石鹸】赤箱、青箱の成分の違い

牛乳石鹸・赤箱~ミルク成分(乳脂:お肌の保護成分)とスクワラン(うるおい成分)配合~

全成分:石ケン素地
、香料
乳脂(牛乳)、
スクワラン、
水、
ステアリン酸、
酸化チタン、
EDTA-4Na

 

牛乳石鹸青箱 ~ミルク成分(乳脂:お肌の保護成分)配合~

石ケン素地
、香料、
乳脂(牛乳)
、水
、ステアリン酸 、酸化チタン、
EDTA-4Na

 

成分から見ると赤箱にスクワランが配合されていて、他の成分は同じです。石鹸は洗い流す製品なので、保湿成分が一つ変わるくらいでは、保湿作用に大きな変化はありません。

 

全成分を見る限り、赤箱も青箱も成分による効果の違いはほとんどありません。

 

【牛乳石鹸】デメリットはこの4つ

  • アルカリ性(ph9〜10)
  • 皮脂、汚れをしっかり洗い流す
  • 荒れた肌には染みる、刺激が強い
  • 洗浄後、つっぱる、乾燥する

 

石鹸の一般的なアルカリ濃度はph9~10

正常な肌のphは弱酸性ph6

引用:https://www.shouten-ph.com/mobile/lessons/lesson_mb004.html

 

このふり幅が大きいと元の弱酸性に戻るには時間がかかるので乾燥しやすく、つっぱるというデメリットがあります。

 

牛乳石鹸そのものが「界面活性剤」です!?

牛乳石鹸は界面活性剤は使われてないけど、牛乳石鹸そのものが界面活性剤…!?

これは真実で牛乳石鹸のホームページに記載されていました。

石けんは界面活性剤です。

石けんはこの界面に働きかけて界面の性質を変える働きをします(※)。石けんは、そのものに水になじみやすい部分と油になじみやすい部分の両方を持っているといいました(石けんの不思議)が、これが界面(水と油=水と油汚れ)に働いて、洗浄作用などの生活に役立つ作用を起こす性質を持っています。このような物質を「界面活性剤」といい石けんもそのひとつです。

引用:What’s石けん

 

界面活性剤が使われていなくても、石鹸自体が界面活性材なので、脱脂能力が強いという事です。

 

アトピーのような肌状態の不安定な人が牛乳石鹸のようなアルカリ濃度のきつい洗浄剤で洗えば、皮脂をゴッソリ洗い流してしまいます。さらに牛乳石鹸は、アルカリ濃度がきついため、傷にシミて深いです。

 

美容の観点からみて牛乳石鹸や純石鹸を使うエステティシャンはいません。

 

牛乳石鹸はアトピー肌に効く?悪化する?

牛乳石鹸のホームページには「弱アルカリ性」と書かれています。

弱アルカリ性はph8〜11まで幅広いです。

石鹸のアルカリ濃度はph9〜10とアルカリ濃度は高めです。

ph9〜10がどのくらいかわからないと思いますが例えば、洗濯洗剤では、中性の洗剤は、普段着用やお洒落着用に使われています。

 

アルカリ性の洗剤は泥汚れや油汚れに使われることが多いです。アルカリ性の洗剤は汚れ落ちが良く、色落ちしやすい…=洗浄力が高いという事です。

 

「うたまろ石鹸」も純石鹸です。

 

 

実際にアルカリ濃度を調べてみました。詳しくは動画にて。

この動画で牛乳石鹸で手を3回ほど洗ったらカッサカサになって皮がめくれましたwww

 

アトピー肌と石鹸の相性はいい?悪い?

アトピーで荒れた肌は正常な肌をしていません。

アトピーのような敏感な肌、荒れた肌はアルカリ性に傾きやすく雑菌の湧きやすい肌です。

 

清潔にしてあげることは必須になります。

しかし、清潔にするために牛乳石鹸のような、アルカリ性の高い純石鹸で洗うと、アルカリに傾きすぎてしまいます。

 

牛乳石鹸のph9〜10は、アルカリ濃度が高いという事。

アルカリ濃度が高い=洗浄力が高く、刺激が強いということです。

 

アトピーの肌に少し残った大事な皮脂も取り去ってしまい、結果的に刺激を与えて、乾燥を招くことになります。

 

その証拠に、荒れた肌や切り傷に石鹸を使うとし染みて刺激を感じます。洗い上がりはキュッキュと乾燥して突っ張りますよね。

 

牛乳石鹸でアトピー肌を洗うデメリット

  • 牛乳石鹸はアトピー肌には刺激が強すぎる
  • 弱酸性のお肌に戻るには時間がかかってしまう
  • 雑菌が繁殖しやすい肌を作ってしまう
  • 皮脂を全部取り去ってしまい乾燥肌を作ってしまう
  • 雑菌が繁殖+乾燥する事で痒みが増してしまう

 

アトピー肌を牛乳石鹸で洗うと、荒れる原因を作ってしまい、結果的にアトピー悪化につながるということ

皮膚科やネットで言われている事と真逆の答えが出ていますが、実際に牛乳石鹸で染みたり、乾燥してパリパリになって困った人は大勢いると思います。

 

アメリカの皮膚科専門医ドクターマセソンは石鹸は勧めない

私が30年以上苦しんだ重症のアトピーを改善したドクターマセソンは「アトピー肌にはソープフリーの優しい洗浄剤で洗うこと」を、推奨しています。

 

アトピーにおすすめの石鹸と洗浄剤は?

 

 

洗い上がりはしっとり、皮脂を奪い去らない洗浄剤です。泡立たないジェルタイプ。私は7年以上愛用しています。

 

 

この石鹸は配合された粘土成分で、皮脂を奪いすぎないのでお肌に優しい石鹸になっています。エステでも肌が弱い人にはこの石鹸を進める事が多いです。

 

牛乳石鹸が合うのはどんな肌の人?

じゃぁ牛乳石鹸は悪の石鹸なのか!?というと違います。

牛乳石鹸が使える人はいます。

  • 皮脂が多い
  • 皮膚が厚い
  • 皮膚が健康(正常な肌)
  • 背中や胸、鼻など皮脂が多い部分

 

男性や皮脂が多い人、皮膚が厚い人、肌荒れを起こしたことがないような肌の強い人には牛乳石鹸を使っても肌荒れは起こしません。

一般論では、80%以上の人が健康な肌をしています。アトピーの方が少数派です。

牛乳石鹸は一般的に健康で皮脂が多い人には安くて、汚れ落ちが良い、使える石鹸なのです。

 

かなちん
かなちん

ネットの記事を書いている人はブログを書くプロ。

アフィリエイターがほとんど。

アトピーの事も肌の知識もなく、ほかの人気の記事をマネして書いている事がほとんどです。だからTOPに入る記事は似たり寄ったりww

グーグル検索で美容情報、アトピー情報の真実が出てこないのはよくある事です…

 

牛乳石鹸は美容に不向き

皮膚が厚くニキビができるからといって牛乳石鹸で洗うのもいいとは言えません。

牛乳石鹸で顔を洗うという事は皮脂をとりすぎるという事です。皮脂を取り過ぎれば、皮膚科乾燥します。

もともと皮脂が多い人は皮脂を取り去り過ぎると、肌はインナードライを解消するためにさらに皮脂分泌がすすみます。(詳しくは長くなるので割愛します)

すると、油ばかり多い肌になってしまい、ガサガサした肌になります。

 

皮脂が多いから=牛乳石鹸が合うとも限らないのです。

 

こういったさまざまな美容の観点から見ても牛乳石鹸を使って美肌になることはありません。

そのため、美容的にもアトピー的にも牛乳石鹸はおすすめできません。

 

[結論]牛乳石鹸はアトピー肌に効果ある?悪化する?

  • 皮膚科医は化粧品の成分まではわかってない
  • 牛乳石鹸、赤箱青箱の成分に差はない
  • 牛乳石鹸自体が界面活性剤
  • 牛乳石鹸はph9〜10のアルカリ性、洗浄力が強い
  • アトピー肌には刺激が強い
  • アトピー肌の乾燥を促進悪化しやすくなる
  • 純石鹸(牛乳石鹸)は皮脂が多い人なら使える
  • 美容目的で牛乳石鹸はおすすめできない

 

アトピー肌に牛乳石鹸は悪化につながりかねない。おすすめしません。

アトピーを改善するには基本が大切

こんなふうに

なぜ牛乳石鹸がアトピーに良くないのかは、アトピーやお肌の基本を抑えて、理解していれば、簡単にわかることです。

 

アトピーの悪化原因はそれぞれですが、 「基本」あります。

これを簡単に例えると、車の運転。

車を運転するには運転の基本の勉強を学びに教習所にいきますよね?

標識や車の使い方、バックの方法はおなじですよね。

アトピーの悪化を止めるポイントといい医者を見つけるポイント

基本を何も学ばずに、大型トラックの運転手やカーレーサーになれる人はいないし、基本を知らなければ当然事故につながります。

基本を抑えるというのは何にでも当てはまる事なんですね。

 

アトピー悪化原因の基本とアトピーケアの基本を理解していますか?

アトピーの基本を理解していれば、何が正解で何が間違いか判断できるようになるし、ネットの情報に惑わされて失敗することはなくなります。

 

アトピー悪化原因の基本はこの記事からPDFをGETしてください。

 

また、アトピーケア理解度テストを受ければ、アトピーの基本の知識レベルをチェックできます。

このテストを受けるには、LINE登録をして「アトピーテスト」とメッセージを送ってください。

アトピーの正しいケアや理解度のテストができます。

 

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