過去のメモリースティックをPCにさしたらアトピーの記録や脱ステ当時の写真が出てきたので、公開します。数百枚はあったのですが、全部公開できないのでピックアップしました。
少し既往歴を話すと、私のアトピーは基本的には幼少期から関節にアトピーがありました。
ですが、幼少期~中学生までは「奈良の有名な皮膚科」で治療を受けていてステロイド軟膏でしたが、冬にカサカサしたり、関節がじゅくじゅくしたりすることはあったけどアトピーで学校に行けないほどの重傷とかではなかったです。
思春期の夏休みにドッと悪化。全身が炎症を起こし眠れなくなり、お風呂が辛くなりました。
大学病院に通いながら2chで得た知識の漢方や青汁を試すようになり、だんだん皮膚科やステロイドが怖くなり…
民間療法(サプリ、鍼、お灸、岩盤浴、化粧品、光線治療、湯治、点滴治療、脱ステ脱保湿、入院、マコモ風呂、断食、腸内環境を整えるための治療や食事、マクロビ菜食主義ビーガン…など)ありとあらゆる治療を試してきました。
もちろんその間にステロイドを出す有名な皮膚科にも転々としています。
やはり「薬は怖い」と離脱してきました。
今でも油断すればすぐにアトピーが出現する肌ですが、ステロイドについてはハイドロコーチゾンという低ランクの薬を週に1回塗るか塗らないか程度の炎症にまで落ち着いています。
2009年【25歳】アトピー歴・脱ステまっ只中
ぱっと見はわからないようにしてますが、体、おでこ、首がひどかったので、髪をロングにして、前髪パッツンにして隠しています。
夏の写真なのですが、このトップスは長袖。
これは私が夏に淀川キリスト教病院に脱ステ入院して退院後に仕事復帰したときの写真。
隣のお二人は退職か結婚でお花をもらっていたと思います。
この時もハットかぶってロングヘアです。顔が真っ赤でメイクができなかったと思います。
2009年11月なので夏に入院して、退院後、アトピーが少し改善してメイクができた記録で撮った写真かな?おでこが特に赤いです。
2010年【26歳】脱ステ入院から1年後…
これはいつの写真かわからないけど、ご飯を食べてアレルギーのような症状を起こして目や顔が腫れたとき。
このとき多分、脱保湿を始めた時のような気がします。アトピーカウンセラーに皮膚に保湿剤を塗るとどんどん毒がたまって、そのせいでアトピーが治らないといわれ、今までベタベタにしてきた保湿を一切やめたらこうなりました。
多分これが人生で最大のアトピーの重症化の引き金となりました。
2011年【27歳】脱保湿から大悪化。ゾンビに。
ここからの写真はかなりグロいので注意してください。
完全に家に引きこもっていましたが、アトピーカウンセラーと電話して心を癒やしてました。
歩くのもやっとな状態で1日3時間~4時間散歩して毒素を出そうと頑張っていました。
家に帰ったら、ゴム手袋をして野菜だけでつくったゴボウハンバーグや煮物などの和食を作り、サプリか漢方を飲みながら芦屋の鍼と南森町の整体に通っていました。
痒みと痛みのエンドレスでほぼ眠れず、朝方の数時間、すこしだけウトウトできる程度で、本を読んだりゲームをしたりという娯楽も集中できず、ただ布団の中で痒みと痛みと不快感と戦う毎日でした。
起きたら布団が砂漠のように皮だらけで、体液と血で衣類がひっつき、お風呂につかることで剥がしていましたが、それが痛くてお風呂は拷問でした。
脱保湿をしているのでお風呂上がりの乾燥が一番辛く、皮膚がバッキバキになり1mmも動けなくなる状態で数時間、体から湿気?が出るのを待っていました。
ドライヤーの熱で手がヤケドしそうになっていて四六時中ずっと体が痛いかカユイで、精神が崩壊して毎日、泣き叫んでいました。
医師の診察を受けず、何の医療の知識もないアトピーカウンセラーに身を任せ、言われたことを実践してこうなったので自業自得ですね。
頭のてっぺんから足の裏まで、すべての皮膚が炎症を起こしていました。
ひどすぎて壊れたのか、変顔が残ってたw
この状況が耐えられなくなりナチュラルクリニック21に入院することになります。
【2012入院中に28歳に】ナチュラルクリニック21脱ステ
絵の橋本先生と。
不思議な先生でだいすきだったな。
橋本先生が来たときに瞑想を受けるといつもと違って、青の間(瞑想する部屋)の空気がサーーーっと涼しくなって…不思議な力がある人だった。
窓の外を見て「竜が来てる」といったり
私に「あなたはハワイの…しゃべる仕事をする人」といわれたりした。
(タロットを引いてくれたのかな?魔女みたいなカードを引いて、これはあなたのこと。といわれた気がする。)
退院前の足。約3ヶ月入院して、こんな感じ。
入院前の状態からすると改善してるけど、まだまだ足の裏の指が切れたりしてた。
手の傷は全体的に治まった。
顔はつるつるになった。入院先。持って行ってたメイク道具でメイクした時の写真。
精神がぶっ壊れる寸前にナチュラルクリニックで入院したことで心も体も回復できた。
3ヶ月間、体にいい栄養満点の食事、ストレスフリー、よく睡眠をとって、心も体もデトックスした。
入院仲間さんと一緒にお茶に行ったり、いい思い出がたくさんできた。
【2012~2013年】ナチュラルクリニック21退院後アトピー悪化
8月後半から、クリスマス前に退院した記憶…なので12月半ばくらいまで入院していたと思う。
るんるん♫で退院して、
すぐに悪化…
奈落の底に突き落とされるよな感覚。
ナチュラルクリニックの入院の事は記事にしています↓
気持ちが前向きだろうが、食事を徹底しようが、マコモ風呂に入ろうが、体は言うことを聞いてくれなかった。
「アトピーのデトックスって何?」ってこの時に思った。
14歳から脱ステをはじめて、民間療法を試してきた。
覚えている限りでも2009年からは確実に脱ステを徹底。
この間に断食、食事療法の徹底(マクロビ、玄米菜食、ヴィーガン食)さらに脱保湿。
そして、デトックスのマコモ風呂、栄養のある食事とストレスフリーを3ヶ月続けた。
2年は体の中に入るものと、外に出すこと(デトックス)をガチでやってた。
でも、退院3日で悪化。
これを続けても私のアトピーは治らないと思った。
ナチュラルクリニックには感謝しています。
改善した人もいると思いますが、私と一緒に入院した連絡を取っている子たちや過去にNC21に入院した人たちは皆治療の離脱をした(マコモ風呂はやめた)と聞いています。
私の場合は100万円近く使って、3ヶ月働けず、帰ってきて1ヶ月以内にアトピーがどんどん悪化しているから、普通の生活にもってこれない治療だったので、そういう意味ではお金を無駄にしたと思っています。
療養するだけに100万円以上使った感じなので、そこにメリットがあるかどうかだと思います。
【2013年 29歳】ゾンビではないけどアトピーは辛かった
周りは彼氏ができて、結婚とか仕事がうまくいってたり、旅行に行ったり皆幸せそうで、私は無理して笑ってた。
この時、通信制の美容学校に行きながら仕事だけは頑張っていました。
手がボロボロだったり急に悪化して過呼吸なって学校休んだりすることもあったなぁ。(ワインディングのゴムが痛くて辛かったわw)
皆においていかれるような感覚がずっとあって、ずっと焦っていた。
また急に悪化して、まともに生活できなくなるんじゃないかって不安だった。
その当時のブログがあって、(ヤプログ?)少しだけスクショして残しておいた。
脱ステもデトックスも、効果がないし、アトピーに効くと言われることはやり尽くした感があった。
この時のブログは多分、アメリカの治療を少し真似してた時だね。怖いから少量のステロイドを個人輸入して飲んでた。
瀉血や、ハーブ、食事…胃腸の状態を良くする酵素やサプリを飲んでたみたいだけど、どれも続かなかった。
【2014年】春に悪化…過呼吸…30歳でアメリカ治療決意
2014年の春に、また肌がただれてきて、勝手に皮膚がじゅくじゅくになってきた。
この時はもうパニック状態で、過呼吸になって目が開けれなくなった。
多分見た目よりも心が壊れかけていて、限界を迎えていた。
マコモ風呂の時にチラ見していた「アトピー主婦のつらつら日記」
脱ステや脱保湿、デトックスとは全く逆のことをしている彼女の日記(ブログ)はなんとなく見ているだけだった。
「ステロイドを使う海外の治療なんてあり得ない。怖すぎ。
本当の意味でアトピーが治ってるとはいえない。薬で抑えているだけでいずれ爆発するんだろうな…」
そう思いながらもブログランキングに上位にいたので、気になる記事を2年以上チラ見していた。
30歳になる年。
何年ステロイドを拒否し続けて、体も心もきれいになると思って信じた。
脱ステや脱保湿を辛くても頑張ってやってきた。
でも経過の肌の写真を見ると、10年以上が経っても、肌がキレイになるどころか、老け込んでいった。
写真に写る自分の顔も笑顔が不自然で、いつも服や髪で肌を隠してた。
体も心ももうボロボロ。
今にも千切れそうな雑巾みたい。
くたくたになってた。
これって意味あるんかな?
本当の意味でアトピーを治すって何やろ?
ステロイド使ったらいずれは
爆発するってゆかりさん(つらつら日記の方)は何年も爆発してないよな。
私は毎年爆発して、アトピーに振り回されてる。
アトピーが表面に出なかったらもうそれでいいんちゃうかな。
もうわからん。
こんなボロボロで結婚もできない。
もう疲れた…。
10代20代の頃は、心もピュアで元気だったから、辛くても脱ステができたし、食事のことも一生懸命できたけど、もう頑張れないと思った。
脱ステとは真逆アメリカの治療を否定し続けてきたけど、押してだめなら引いてみろって感じで、真逆の治療のまねをした。
彼女のブログを読んで真似しても、ドクターマセソンの治療を受けているわけじゃないから、多少は良くなるけど、治ることはなかった。
1ヶ月くらい試しながら情報収集して、アメリカに行くことを勝手に決めて悶々としていた。
マコモ風呂の治療で100万円以上使っていたし、それは親が出してくれた。(医療保険も使ったけど)
もう親に頼れないし怒られると思ったけど、
行きたいと思ったら、行きたい。
無理だったら死ぬ。
AMERICA OR DIE
みたいな状態だった。
母親に「アメリカの治療を受けたい」と泣いた。
詳しく書くと長くなっちゃうので割愛して、アメリカに行く日。
飛行機に乗る前に撮った写真(1枚だけ)
ゆかりさんのブログを読んでて、渡米すると決めてからネットでステロイドを取り寄せ、自己流で飲んでいたから症状は少し落ち着いてる。(今考えたらとても危険な行為。)
数ヶ月仕事で得たお給料は全部治療費に回した。
ほとんどは親に借りる感じだったけど本当に誰とも遊ばず、今出せる分は全部治療費に回した。
オレゴンはのどかな町で、自然がたくさんあった。部屋はかわいく整えられていて、パンやフルーツ、コーヒーはいつも補充されていた。
アレルギー治療の前の検査で、様々なアレルギーが見つかった。
この見つかったアレルギーに合わせて専用のアレルギー注射を作り、それを減感作療法のようなやり方で定期的に打つ。(アメリカの臨床研究に基づいたアレルギー治療)
2014年から8年経った今でもこのアレルギー注射は続けています。
毎年、春~夏にかけて特に、悪化していたのは、カビや花粉、ハウスダストに大きく反応していたようだった。
ステロイドの注射を打ち、いったん肌がキレイにリセットされます。
その間にアレルギー治療を開始+スキンケアや感染の治療を受け、ほかの疾患がないかなども見てもらえます。
ステロイドの注射なんてあり得ない!と思っていた私が、アメリカであり得ない治療を受けました。
副作用が出ないように容量が決められていて、これでリバウンドや悪化した人はいないと聞いています。
むしろ肌がキレイになって体が軽くなって、よく眠れて、普通の人の感覚を初めて味わえて感激したなぁ。
そこから、治療のない日は遊びに行ったり、ケーキを食べたり好きなことをして1ヶ月過ごしました。
アメリカの食材でご飯を作ったけど、なんか味が違う~w
治療の感想を書いてくれたMIKAさん。先日会ったけどキレイ&元気だった♫
1ヶ月の治療でこんな感じ。
ドクターが撮ってくれたのかな?スマイル~~といわれた気がするw
秋はまだマシな季節で、そこまで悪化していないけど、治療を先延ばしにてもまた来年の春~夏に悪化すると予測できたので治療を決めた。
マシというレベルで肌はかゆいしメイクも楽しくないし、服も選んでいたけど
私的には【治ったに近い状態】と自分では思っていた。(アトピーあるある)
でもドクターからすると結構ひどい状態という感じで言われたし、8年経った今からするとバリバリアトピー肌やなぁって思う。
手がわかりやすい。
これ感染起こしてる。
感染するとステロイドを塗っても治らなくてヒリヒリ痛くてカユイ、
で、私の場合はじゅくじゅくするか、皮膚がずっとボロボロむけてくる。
ネックレスはCOACHで記念に買った。このネックレスは今も大事に使ってる♫
治療が一緒だったMIKAさんとショッピングモールのブランド屋さんに毎日かよってたww
治療の最後にドクターと写真撮った♫
いつも優しいドクター。人生を救ってくれた人。
治療受けて、つるつるピカピカになったよ!アトピー卒業終わり!!!って訳ではなく、治療後もずっとケアは続くし悪化はするし、感染症も何度も起こした。
リチェック(再診)は10回以上受けているし、1年近く全身の悪化が治らないこともあった。(過去記事参照)
そんなときは10袋15000円の漢方薬を買ってみたり、白玉点滴という点滴をしてみたけど、過去の失敗と経験を思い出してデトックスではなくほかに原因があるからでは?とトリガーになりそうなものを除去しまくったり、生活をすべて見直した。
顔が真っ赤になったり、日本の病院でトラブルが起きたり、本当に大変だった時もあるけど、そのたびにドクターや晃平さんに相談したし、解決策らしい解決策がないときは自分でひたすら考えた。
自分は肌荒れしてる自分がすごくいやだし、アメリカ行く前からずっと「アトピー治らんかったら死ぬ」と心に思ってきた。
何ヶ月でも諦めずにひたすら原因を探してきたから今があるのかなぁと思っています。
30年迷って、私がアトピー改善したのは臨床研究に基づいた治療
2014年からいろいろあったけど、ある一定の悪化からひどくなるような事はなくて、アトピーによる体調不良で仕事にいけなくなったり、遊びをドタキャンすることはなくなりました。
春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て…8年が経ちました。
私は今年で38歳になります。
季節が変わるごとに肌は不安定になる事はあっても、基本的なスキンケアと悪化させないための投薬は今もしています。
リバウンド状態の悪化もないし、前みたいに1年単位で不安定になる事はありません。
LINEに登録しているPDFでも書いたけど、パズルがピッタリはまった時に改善するし、ひとそれぞれ悪化原因は違うからそれぞれのアプローチは違うかもですが、根本は臨床研究データに基づいた治療というのは必要だと思います。
他の分野でのサポート(サプリ、整体、スキンケア用品、浄水器)は私には必要で、臨床研究に基づいている治療を受けただけで治った訳ではないです。
診察で3分で薬の処方だけの治療は、いくら臨床研究に基づいているお薬とはいえ、ただ「薬」を出されているだけなので、良い結果が出ないのは当然です。
一人オーダーメイドで受けられるドクターマセソンの治療だったからこの結果につながったと思います。
2022年8月友達とインスタグラマーごっこw
温泉・プールの1泊2日旅行も悪化せずに過ごせました。感謝。
全員に「この治療しかない」とは思わないけど、ドクターマセソンの治療で救われる人たちが多くいることは確かだし、今本当にアトピーが辛い方はこの治療を受ければ、確実に今の状態からは抜け出せると思っています。
我慢する日々から解放されて、アトピーと言うことをどんどん忘れています。
もう話せるアトピーの話はあまりないので治療を受けた人が引き継いでくれたらうれしいな。
母のエステのブログに母視点のアメリカ行きまでのアトピーのことが載ってます。
当時読みあさったゆかりさんのブログ「つらつら日記」
全身悪化したときの記事
先日アトピー治療を受けたあやこちゃんの治療ブログ
私の知識を元にアドバイスした方も改善につながっていますが今は休止中。