これは9年前のお話です。
私は2011年の秋にナチュラルクリニック21でまこも風呂(バイオ入浴)の入院をしました。この頃の記憶は曖昧ですが、ずっと続けていた脱ステに加えて、脱保湿をしていました。
2011年の夏アトピー激悪化で死にかける
全身の皮が大量にはがれ落ち、滲出液で手が被曝したようになり、眠ることもできまない。
体温調節もできず、真夏にガタガタ震えながら鍼と漢方薬をもらいに行っていました。夜はお風呂に入るたびに発狂。
皮膚に張りつく服を、まずはぬるま湯で剥がさないといけないけど、それもまた痛い…
とにかく我慢して、お風呂に入ったら、やっとリラックスできて、ウトウトしていました。でも次は、あがった後の乾燥が怖くて2時間くらいお風呂から出れませんでした。
自然療法、食事療法、デトックス(断食やキレーション点滴など)に、漢方薬…その頃は「アトピーに効く」と言われたものは散々試していました。
今まで受けた治療をひたすら語りました↓
ただ、どの民間療法も、なんとなく効いたかもしれないけど、激的な効果はなかった…。
そんな理由でいつの間にか辞めて、また新しい事を始めて…のくり返しをしていました。一つずつ、効きそうなことを試していくので、入院は、最後の砦となります。
2011年は、あまりにアトピーが酷くて、私生活がまともに送れず、毎日泣いていました。仕事もずっと休んでいて気が付いたら、夏が終わっていました。
マコモ風呂(バイオ風呂)の入院がある事をブログで知る
当時はアトピーの情報はブログか、2ちゃんねるのような掲示板でした。わたしもアトピー患者として脱ステブログを書いていました。
- 代替医療のVanillaさんのブログ
- アンチエイジングの鬼さんのブログ
- 摂食障害を克服した方のブログ
- 渡米治療をした、ゆかりさんのつらつら日記
- マコモ風呂でアトピーが治った方のブログ
全く違う治療をしている人のブログも読んでいました。
理由は、アトピーの治療にいつも、迷っていたからです。
誰かが断食をしたら断食をしたし、誰かが小麦を食べるの辞めたら小麦を控える、ビタミンCのシャワーヘッドがいいと聞いたら購入してみる…。
…さまざまな情報を手に入れては試す。合うか合わないか、分からない。また、別の事を試す…そんな事を、何年も繰り返していました。
まこも風呂のブログを読んで思った事
黒いお風呂って気持ち悪い。臭いと書いてるし。お風呂を変えないなんて、有り得ない。
そう思っていたのに、マコモ風呂でアトピーが治った方のブログを読んでいくうちに、バイオ風呂でアトピーが改善するかもしれない事に期待をした。
親に相談して入院することになった。
「とにかく、アトピーが治したい。なんでもやってみよう」という感じだった。
まこも風呂(バイオ入浴)ブログと、渡米治療のブログ
さっきも書いたように、全く真逆の治療方法のブログを読んでいた。
当時から今もブログを書き続けている、このお二人のブログをよく読んでいました。
usagiのマコモブログ アトピーありがとう。
マコモ風呂は風呂の水を変えずに、いいバクテリアを風呂の中で育てて皮膚の常在菌育てる。という考え方でした。
バイオ入浴とは、お風呂の中に有効バクテリア(主にバチルス菌属を始めとする土壌細菌叢)を培養して、そのお湯に入浴する養生法です。
多種多量のバクテリアや血液のビタミンと呼ばれる植物由来のLPS(リポポリサッカライド)に全身の皮膚が接触することで、アレルギー性の免疫細胞(Th2)に傾いた免疫バランスが自然免疫と呼ばれる免疫細胞(Th1)側に調整され、アトピー症状が改善します。
アトピー主婦のつらつら日記
ドクターマセソンの渡米治療では、ステロイドの処方や、バクテリア感染の治療や、「ハイター風呂」なるものがあった。
詳しく読んでいなかった、当時の私の頭の中は…
ハイター風呂なんて、なんか怖いし、真逆の考え方やな…。
自然療法が一番いい。
ステロイドは怖い。
薬は抑えているだけで治らない。
アメリカなんか行けるわけもないし。
どうせ薬を使うんだったら、それは完治じゃないやん。
薬もいっぱい使うみたいやしなぁ~~…。食べ物やステロイドを塗らない事、体の中の毒素を出しきる事でアトピーが治る…。
アメリカの治療には興味はありつつも、考え方が真逆~~。なんて、簡単に考えていました。
ほかの渡米をしている人も居てないから信憑性も少ないし、掃除や保湿にやたら神経質で、「そんなもんアトピーに関係あんのか????」と、ブログを読んでも、興味がなかった。
アメリカの治療は「自分とは考え方が違う治療方法」という位置づけでした。
なので、最終的にアメリカまで渡米治療をするなんて当時は、思ってもいませんでした。
次回は入院中のお話を書きます。まとめ記事から読めます↓