2022年12月。鬱のチェックテストをした。
「鬱状態です。早めの受診を。」
頭の中と体のバランスが取れなかった。
あれしなきゃ、これしなきゃと思うのに思うように動けないし、あれしたい、これしたいと思うのにマイナスなことばかり考えて動けなくなる。でも調子がいい時もあるし、気にならない時もあってずっと後回しにしていた。
2022年12月26日。
いろんなお店の営業がそろそろ休みに入る頃やな…と思い、やっぱり年内に病院へ行っておこう。とネットで見つけた口コミの良い精神科へ予約をした。
診察室に入って10分程度の診察で、「鬱傾向でしょう」と言われお薬をもらう。
アドバイス、「休むこと」
まぁ、そうなるわな。と思ってたので、年末からあまり活動的な事はしないようにしていた。
休んでいる間、自分とひたすら向き合う。
もともと色々考える性格。
頭の中にいろんなタイプの自分が5人くらいいる。
ポジティブな自分は「あれしよう!そうしようっ!」って突っ走ろうとすると
ネガティブな人が「やっても意味ないよ」「誰が興味あんねん」とチャチャを入れてくる
冷静な人が色々分析して話してくると思ったら
めんどくさがり屋が「もうめんどくさいよ、やめようやめよう」と会議を終わらせる。
頭の中がいつも騒がしくて、外側(体)が置いて行かれることがある。
「なにかコレ」という事件があったわけじゃないけど、元々の気質がそういう気質。とはいえ、やっぱりこの活動、YouTubeやアトピーについての発信自体が負担になってるのは前からわかっていた。
自分のアイデンティティ、素、好きなことや楽しいことも発信したい、恥ずかしさや、自信のなさ、同じくらいの気持ちが同じ心の中にいて目立つ事をするとストレスがかかる。
これは、昔から。
撮影モデルのバイトや、歌の大会、やりたい事を途中で辞めてしまった。
どれも自信がないから。
そのくせにまた、YouTubeとかSNSとかしちゃうもんだから、ここ数年、ストレス状態が続いていて、限界が来たのかなと思った。
アトピーや肌に対しては、本当に自分の想いや正義があって…ありすぎて、過剰反応してしまう。
何度も「はぁ。。。」と思うことがあって、その度に周りの優しい方達が支えてくれたし、味方はたくさんいるし、家族にも仕事にも恵まれてるはずなのに、こうなってしまう。
批判的な意見や攻撃してくる「誰かさん」が根本的な原因ではなくて、自分の奥底にあるものが原因なんだろうなぁと。
【幼少期】原因はたぶん自己否定
自分が好きじゃないのは昔からで、幼い頃から自信もなくていつもモジモジしている人見知りだった。
すぐ泣くし、周りの空気に敏感で、「大人は嘘つきだ」と思ってた、ひねくれすぎた子供時代。笑
街録のインタビュー、幼少期の話で、いじめにあってた話をした。
アトピーに関係なかったからかカットされたのだけど、その時期の出来事は自分には大きかった気がする。
毎日のように家を行き来して、キャンプや遊園地にお互いの親が連れていくような仲なんだけど、仲間外れにされたり…自転車で追いかけられて数人から攻められたり…靴を隠されたり…
うっすらある記憶。
急に学校に行きたくないと言い出したらしい。(何も覚えてない)
小学1年生から4年生まで登校拒否。
行きたいけど、学校に行けない。
親に申し訳ない気持ち?
兄が学校に行ってるのに、私は家でパジャマでいて、情けない、自分はダメな人間だと思ってたのか…
親がわたしを責めたり、学校に行けということはなかったけど、学校に行けない。
普通じゃない自分が嫌だった。
4年の二学期かな?
なんとか学校にいけるようになった。
1年から4年まで学校に行ってないからかな?初歩的な勉強ができない。
集団生活や人間関係とか小さい頃に無意識に学ぶような経験もしてこなかった。
勉強も人間関係も”わからない”ことが多かった。
小学校時代の思い出。
4年のクラスに障害がある子がいた。
Rちゃん。
私は障害を持ってる子と、どうやって接して良いかわからなかった。
クラスでは人気があって、みんながRちゃんのまわりに集まる。
みんないつもサポートしてたから、周りの子達と一緒にお手伝いしてた。
4年の3学期、Rちゃんが校区外に引っ越すという話になった。
「この学校の友達が好きだからこの学校に通うと決めた」学級会で聞いて、みんな拍手して、みんな嬉しそうにしていた。
5年にあがり、Rちゃんと同じクラスになった。
5年のクラスは問題が多かった。
女の子同士で揉め事があったり、万引きをする男の子がいたり
悪口、くすくす笑ったり、グループ内で無視、はぶらせ、万引きして問題になる子、人の物を盗む子…コレが通常運転。
「思春期爆発クラス」って感じだった。
いつからか、Rちゃんをバカにするヤンチャな男子が現れた。
それは軽いイジリかもだけど、私からするとイジメに見えた。
4年の時は「Rちゃん、Rちゃん」といつもサポートしていたK君。
5年になってから、ヤンチャ男子と一緒になってRちゃんをイジるようになった。
Rちゃんは4年の友達が好きだからという理由でこの学校に残ったのに…5年になって豹変した男子の姿をみて恐怖を感じた。
小学生〜高校生
私自身も
“友達だと思ってる子”に幾度となく、びっくりするような事をされた。
自分も誰かを傷つけたこともあった。
周りの環境は、たぶん悪かったし、自分がそういう友達を引き寄せていたのかもしれない。
自分にも原因があったかもしれない。
「思春期なんて、そんなもんだよ」というようなことだし、被害者面はしたくないので書かないけど自分には、ショッキングな出来事がいくつかあった。
そんな思春期を過ごして、友達は、仲良いフリしても、みんな表と裏で違うことを言ったり、嫌がらせをするのかな。
目立つ事をしたら笑われる。
人と違う事をしたら嫌味を言われる。
自分の見えないところでは、誰かが自分のことをバカにして笑ってるのかな。
それが普通なのかな。そう思うようになった。
アトピーがひどくなって、また自信喪失。
20代。みんなが恋愛したり、旅行に行ったり、就職する中
私はアトピーで仕事バイトは半年でダウンする。
恋愛もうまくいかない。
自分は何もできない。
役立たずなんだ。
そう思うようになっていった。
自分には敵わないキラキラした友達を羨ましく見てきた。
だけど弱いと思われたくなくて
自信がないと思われたくなくて
普通に振る舞ってきた。
多分、その当時、友達だった子達は、自信があって自分を持ってるようにみてくれてたかもしれない。
けど自信は全くない。
アトピーと同じように自分を隠してきた。
自分の価値はゼロに等しいとずーーっと思って生きてきた。
20代の頃、アトピーの脱ステブログを始めた。
子供の頃も
子供らしく学校に行けなかった。
親の心配をかける子。
高校もやめて私立の定時制に編入。
バイトも続かない。
成績も良くない。
就職もできない。
「社会不適合者」
自分でそう思ってた。
だからかな?
誰かの役に立たないと価値がないのだと思い込むようになったんだと思う。
誰かの役に立てば自分に生きてる意味がある。
その頃から「誰かの役に立つこと」が自分の軸になっていった気がする。
脱ステのブログを書き始めた時も
まつ毛エクステのお仕事をする時も
ドクターマセソンの治療を紹介しようと決めた時も。
「誰かの役に立つ=価値がある」
「誰かの役に立てない=価値がない」
批判されたり、反応がないと落ち込んでしまったり、結局自分がやってることは意味がないんじゃないのかと足元がグラつく。
他人軸の考え方だから、「誰か」によって左右される。
人に嫌われる勇気?自己啓発本みたいな?
「自分軸の考え方〜」みたいなのは当然知ってる。
けど、小さい頃から根っこに張り付いてる思考は、頭でわかっていても、そこに戻ろうとする。
多分、鬱になってしまう原因はソコなんだろうな。と思う。
自信がある子や「病む」を知らない人たちを見ると
そもそもそんな次元に生きてない。
アトピーは、みんな似たような経験をしてるから似てる?
アトピーの人は優しくて、周りの空気を読めて気配り上手な人が多い。
疑り深く、慎重。頑固。
気質が似てる。
共通の病院、薬、民間療法、悩み…
みんな似たような経験をしてきてるからか共感する部分は多い。
アトピー同士で共感できる出来事は、一人じゃないんだと思えて心は救われる。
とても救われるんだけど
でも
共感したって、人生は救われない。
わたしは共感し合える人と強く繋がることより、同じ苦しい道を歩く人がいなくなって欲しい。
誰もが「アトピーが付きまとう」人生を歩いて欲しくないと願う。
ドクターマセソンの治療では、卒業した人たちとあの頃こんなことがあったね。と共感し合えたり笑い話にできるから嬉しい。
頭の中の5人の自分がまた言い合いをする。
自分を出そうとすると
「誰もあんたに興味ないよ」
「また、誰かにバカにされるよ」
「誰も求めてないよ、そんなこと」
「人の役に立たないことしてどうするの?」
自分が自分をいつも殺そうとしてくる。
私は一体何者なんだろう。
どの顔が本物なんだろう。
いまだによくわかってなくて、うまくは自分を表現できないけど
あまり良いように見られるのも気持ちが悪いし
でも、悪いように受け取られるのは悲しいし
本当の自分を隠して、カッコよく見せるのは性に合ってなくて
表現しないと不気味な人だと思われるんじゃないかな。とも思う。
でも、プライド高いから隠しちゃう。
カッコ悪い方が自分らしいのかも。と思ったり…
幼少期からの出来事も
アトピーの悪化もなければ
もっと純粋に信じたり、素直な気持ちで表現できたりするのかな?
正直、やっぱり苦手な中でやってるし精神的に不安的になることもありつつ動いてるので、スピードはゆっくりになりがちだけど…
全部含めて自分でそれも含めてこの治療やわたしを信頼してくれる人が増えたらいいなと思ってこの記事を出そうと思った。
今後も、自分らしく、自分の信念に沿ってやっていこうと思う。
2023年、2月現在
ブログを出せないまま3月に突入してしまった。
今は年末からお薬を飲んでて、ずいぶん安定してきて元気です!
2023年2月は福井にカニ食べに行ってきたときの写真。
いつもはあまり何も調べない二人が珍しく夫と観光スポットを巡ってきた。
インスタ映えな写真もたくさん撮れた!インスタで見てねー。