アトピー性皮膚炎は奇妙な病気で原因は様々。
原因も色々ある、難しい病気だ。
だから自分に合う治療を探すことが大切。
みんなが言ってる事をわたしもずっと信じてきた。そのせいで失敗ばかりしてきました。
私が過去にアトピーの失敗と間違いについて、解説します。
間違い 1:手段ばかり探した
アトピーの治療は治すことが出来る「手段」を探すものだと思っていました。
ステロイドも、脱ステも、脱保湿も、自然療法も、食事療法も、デュピクセントも、どれも手段。
治療=手段 じゃないの?
と思うかもだけど
治療と、手段は違います。
私も昔は、「手段」ばかり追いかけてました。
しかも、自分(シロウト)が治療の「良し悪し」を勝手に判断して
自分が納得できる事だけ試したというところにも大きな問題があります。
スキンケアも、治療も、一つ一つ意味があります。
掃除や、お風呂の入り方…スキンケア…など、どれも、どうでもいいことのように思えるし、そんなものでアトピーが治るわけがないと思ってしまうけど…
一つ一つ正しい方法で続ける事が大切です。
家に例えると柱、一本では家が立たないのと同じ。
柱一本ずつが重要だし、釘やペンキ、断熱材、その他…モロモロ…壁や屋根も、全部、設計された上で安全に住める家になる。
家を建てるには、かならず専門知識が必要というのはわかりますよね?
素人がDIYで立てた家はグラグラで、隙間風が入り、危なくて住んでられない…ですよね?
脱ステ、脱保湿、漢方、鍼、食事療法、ステロイドを塗る事、デュピクセントを打つこと…全部、ただの手段。
スキンケアも、治療も、正しい手段を組み合わせることでアトピー改善に繋がります。
間違い2: 相談する相手
カウンセラー、アロマセラピスト、漢方医、食育アドバイザーはその分野のプロであっても、医学についてはシロウトです。
そういった「専門家」が語るアトピーについての話は、根拠がありません。
ただ、日本には正しく診断、治療をしてくれる医師が少なく、皮膚科にマジメに通ってもアトピーが治らない人が多いので、医療に疑問を感じたら、情報量の多い専門家の話を信頼してしまう傾向にあります。
さらに患者同士で、情報交換をして、みんなが同じことをいうので信頼してしまう。
そうなると悪循環が生まれます。
私も相談相手をずっと間違えていた
私は、ナチュラルクリニックに入院する前、アトピーのカウンセリングを受けていました。
そのアトピーのカウンセラーは自称カウンセラー。
何か資格を取ったわけでもなく、(自称)スピリチュアルな能力がある人で、それらしい事を言われて信じていました。(病んでいた)
そして脱ステや脱保湿をして死にかけているのに、この苦しみを乗り越えたら治ると何の根拠もなく信じていました。
ドクターマセソンの治療前も…
明石さんが信用できなくなった私は、渡米治療の相談を無料で受け付けているとmixiでプロフィールに書かれていた人にアポを取って、母と二人で相談しにいった。
~
笑顔で「無料で紹介してあげるよ」と言ってくれた。そして、明石さんの悪口もきかされて、ますます明石さんに不信感を募らせた。
~
話の中で、リンデロンを塗ればいいと薬の塗り方を教わって、家にあったリンデロンをしばらく塗った。
私も親切な人からの悪口を聞いて、その人の話を信頼したのですが…
渡米した後、よく考えたら、リンデロンなんて治療には一切出てきませんでした。
優しい人の言ってる事と、ドクターマセソンの治療とは違っていました。
彼の話の中には、自分のアトピー研究結果みたいなものが混ぜられていて、
わたしはそれが、ドクターマセソンの治療方法なのか、彼自身の独断と偏見なのかが判断つきませんでした。
親切だから、優しいから、正しい事を言ってるとは限らない
間違い3:アトピーの人はアトピーの人に相談したい
アトピーの人は、アトピーの人に相談したい。っていうのは私もよくわかります。
プロフィールやこの記事を読んでもらえたら、わたしは過去、アトピーで苦しんでいる人と、同じような行動をしていたことはよくわかると思います。
渡米より、もっと前も、アトピーの人のブログを読んだり、2ちゃんねんを読み漁って、コメントなどで相談もした。それで、鍼、漢方薬、脱ステの入院も決めた。
なので、情報がないより、あるほうがいいとは思う。
私も、アトピーの優しい人たちに相談してきて、気持ち的に救われてきたし
同じ痛みを知っている人同士で、気持ちを分かち合うのは居心地がいいのも知っています。
この治療ってどう思う?
○〇にいいらしいね、私も試してみようかな。
この△△クリームで痒みが取れるらしいよ。
そうなんだ!私も使ってみようかな。
そういえば、××の鍼がいいらしい。
ネットでクチコミがあって行ってみようと思う。
えー鍼って痛いのかな?頑張ってね!
良かったら教えてね!
よくある相談。
ここにはなんの根拠もないのです。
アトピーの人と共感はできても、正しいアドバイスはできないのです。
相談に乗ってくれる人は優しく見えるかもだけど、その人から聞いた話を信じて、健康被害が起きてもだれも責任は取ってくれません。
無料で相談に乗る理由は、自分の知識を教えてあげたい、とか、承認欲求を満たしたい人も居ます。
アトピーで悩んでいる人の情報は、医療情報とは思えない情報が紛れています。
日本の医師にアトピーの治療が出来ないのに、医療も学んでいない一般人の話が信用できますか?
アトピー同士で相談する事で何が正解で何が不正解か分からなくなります。
「色々試して当たればいい」と、無闇なケアはアトピー肌をさらに悪化させ、時間もお金も無駄にします。
間違い4:アトピーを治すのに「好き」とか「嫌い」で選ぶ
アトピーを治すのに、
自分の「好き」「嫌い」「いい」「わるい」で判断する人が多い。
これは、仕方ない事だけど、自分の好き嫌いで判断しない方がいいです。
わたしのように、失敗ばかりします。
ステロイドは危険だ。
脱ステ、自然療法がいい。
食事は細胞や肌を作る。良い油を取る事が重要。
血の流れ、自律神経、腸内環境が大切だ…
アトピーの原因は様々で、治し方も色々ある!
私も昔、わかったように言っていたのだけどアトピーは治りませんでした。
答は単純です。
私も
ステロイドは危険(キライ)
自然療法がいい(スキ)
好き嫌いで選んで、根拠を知らなかったから。
アトピーをみんなで輪になって治す?
肌も、遺伝子も、免疫の反応も、一人一人違います。
もともと持っている体質が違うから、
仲間と相談しながら、手を繋いでゴールではなく
専門的な知識をもって、ひとりひとりに合わせたケアが必要なのです。
病気の友達が出来て、仲間意識が生まれると
その中で同じようなことをしていないと不安になります。
それが病気仲間の危険な所。
恋愛がうまく行かない女子たちと似ています。
うまく行かない同士でのアドバイスってあんま意味ないですよね?
皆で輪になると、判断能力が落ちます。
アトピーを治すために本当に必要なのは
アトピーを治すために本当に必要なのは正しい知識を理解して正しいケアを続ける事です。
アトピーに悩む方は、アトピーがどうやったら治るかもわからずに
アトピーは「アレがいい」とか「コレがダメだ」ととりあえず試しています。
しかも、それが、アトピーには絶対にしてはいけない事だと知らずに「アトピーに効く」と思って続けている人がかなり多いです。
私が個別相談を受けている方もほとんど同じです。
早く安全にアトピーを治したいなら専門的な知識を知っている人から指導を受けることをおススメします。