脱ステのやり方「100日」で終わらせる方法を記載します。
ただし、これが【脱ステの正しい方法】かどうかは、わかりません。
理由は、治療方法が確立されていないからです。
かなちんは、全身重症のアトピーでした。14歳まで、標準治療をして、16年間、脱ステを実行しました。
現在、アトピーは、5年以上【完治状態】が続いています。
かなちんは、様々な本を読み、2回、脱ステの入院をしたことがあります。
ほとんどの「脱ステ療法」を試したと言ってもいいほど、脱ステの経験はある方だと思います。
今、脱ステのやり方を知りたい方は、この記事の方法を参考にしてください。
脱ステを実践した方は日記をつけて100日後の自分の肌と向き合いましょう。
成功したか失敗したかは、ご自身で確かめてください。
脱ステをする上で必要なモノ
家族の理解と協力が、必要となります。仕事や学業に影響するので、休暇が取れるかどうかが重要です。
また、皮膚がボロボロむけて、部屋中が皮まみれになります。衣類、布団が浸出液と粉でドロドロになります。
それを掃除、洗濯するのは、アトピー患者本人がするにはかなりの負担なので、家族の理解と協力が必要不可欠です。
脱ステを安全に、実行する方法
脱ステを、安全に実行する一番いい方法は入院する事です。
自己流での脱ステは、危険です。
ステロイドを突然やめると、高熱が出る事もあります。
掻きむしった傷から、重篤な感染症を起こす可能性もあります。
まともに歩くことも、寝ることも出来なくなる可能性があります。
絶対に自己判断で突然、ステロイドを辞めないでください。
脱ステで入院が出来れば3食、決まった時間に食事がとれます。
キレイなシーツに取り換えてもらえるし、部屋の掃除もしてくれます。
辛かったら寝ていればいいので、入院も視野に入れてみましょう。
病院ナビでこだわり検索→治療・特色→ステロイドを使わない治療可の順に検索すると全国の病院が出てきます。
私は淀川キリスト教病院と、ナチュラルクリニック21に脱ステの入院経験があります。
脱ステを終わらせるために試した事
食事、運動・ストレッチ、睡眠、漢方薬、お茶、水
カイロプラクティック・整体・鍼、温泉、入浴方法など様々な事を試しました。
脱ステ中の食事で気を付けた事
トマト、カボチャ、ピーマン、ホウレンソウ、ニンジン、アスパラガス、ブロッコリー、小松菜、チンゲン菜など。豆類ではサヤインゲン、キヌサヤなどです。緑黄色野菜の指定はカロテンの含有量の基準から判断されています。カロテンが多いと自然と赤、緑、橙、黄といった原色が強くなり、栄養価も生きた酵素パワーも強い、ということです。
アトピーにおススメのたんぱく質は、鶏肉、大豆、魚類、チーズ、ブロッコリー、サトイモなど…
豆乳や、黄な粉、チーズはおやつにも使えるアイテムです。
おいしくて、安全な”平飼い卵”
一般的なスーパーで売られている卵は、抗生物質や合成抗菌剤、遺伝子子組み換え飼料が使われているようです。
「日本のたまごは安すぎて不気味なので安全か調べてみる」という記事を参考にしてください。
卵は平飼いの卵で抗生物質の使われていないものが、おすすめです。
エステティシャンの母が一押しだったのが【つまんでご卵】
【つまんでご卵】は高いですが、めちゃくちゃおいしいです。
コンビニの卵を食べるとお腹が痛くなるのですが、これは、生で食べてもお腹も痛くなりませんでした。
何回検査しても、あの恐ろしいサルモネラ菌(S・E)はおろか、雑菌やキャンピロバクターさえ検出されたことがありません。(検査結果は、細菌数300以下CFU/gという最低値で表示されます)
したがって、この卵を夏季に3~4ヶ月室温に放置しておいてもどうもなりませんし、理論的には1年たっても腐らないはずです(1年放置実験は1回だけやってみました。大丈夫でした。もちろん食べる気にはなりませんでしたが)。
ですから安心して生や半熟で召し上がっていただけます。ちなみに表示が義務づけられている「生食期間」は産卵日より冷蔵庫保存で1ヶ月に設定しています。
※以前この項目は、無菌卵と表記しておりましたが、現在の菌検査の方式では、たとえ未検出であっても細菌数300以下CFU/gと表記するようになっております。
”90日齢までに終わらせるワクチンや野外感染の防除のための踏み込み消毒液以外の薬剤を一切使っていません。”という、
こだわりのある「つまんでご卵」は、安心して食べられる栄養価の高い卵だと思います。
脱ステで、体が敏感になっている時は、このような卵を一時的にでも、購入すると安心感が違うと思います。
脱ステ中のお菓子
脱ステ中は、修行ではありません。
アレルギー以外で、食べたら死ぬような食べ物はありません。
しんどい時は、甘い物を食べたり、コーヒーを飲んでリラックスしましょう。
気持ち的に「悪化しそう」「怖い」と思うなら、健康志向のお菓子や、手作りのお菓子を作って楽しみながら、過ごしましょう。
お米のクッキーをを食べたりしてました。このおこめのクッキーのクラフトバックセット がイロイロ食べれたのでおすすめです。手作りヨーグルトのケフィアでチーズを作ったりする のもよいです。
運動・ストレッチ
皮膚は6週間ほどで入れ替わります。運動することで基礎代謝が上がり、また、運動しているときは皮膚への血流量が増えます。それらが、新しい皮膚を作る力となります。
運動は自分の体力に応じて始めましょう。歩くことからはじめて、徐々に走ることを入れていきます。ジョギング、エアロビ、テニス、何でも好きなことを継続して取り組んでください。有酸素運動がすすめられています。
体の代謝を良くして、汗をかき、血液の巡りを良くすることで肌の改善が早くなると、どこでも言われていますよね。
脱ステの病院や本では、散歩やストレッチを推奨していますが、これは、症状によって、運動量は、変えるべきです。
全身に及ぶ症状で、体が痛い時、辛い時は無理せずに、ゆっくり休みましょう…。
これは、脱ステで本当につらい思いをした人にしか言えないことだと思います。
運動しなくても体は、回復してくれます。
本や、専門家の言う事だけが正しいわけではないです。
もし、汗をかいたら、綺麗なタオルを濡らし、綺麗に汗を拭きとりましょう。
気が向いた時に。出来る範囲で。運動するくらいでいいと思います。
痛くて我慢して、運動しても辛いだけです。
便秘を改善する
腸と肌は繋がっています。腸内環境を良くすることは、肌改善にも良いです。
毎日快便を目指しましょう。
発酵食品…乳酸菌やビフィズス菌、酵母菌、麹菌などの善玉菌が含まれる。
水溶性の食物繊維…便が、やわらかくなる効果。善玉菌の増殖にも効果的。
善玉菌のエサ…「食物繊維」と「オリゴ糖」が善玉菌のえさになる。
発酵食品
ヨーグルト、ぬか漬け、納豆、キムチ、味噌、チーズ
(塩分には気を付けましょう)
水溶性食物繊維を多く含む食品
ごぼう、にんじん、芽キャベツ、おくら、ブロッコリー、ほうれん草、 納豆、 さといも、こんにゃく、 海藻・きのこ、果物
オリゴ糖を多く含む食品
玉ねぎ、ごぼう、ねぎ、にんにく、アスパラガス、 バナナ、 大豆
現在も愛用している腸活グッズ
わたしはオリゴ糖や、乳酸菌サプリ、亜麻仁油、手作りの豆乳ヨーグルトを食べています。たまに便秘になるときはマグネシウムのサプリメントを飲むことも、あります。
睡眠
たっぷり眠る事で、肌の回復が早くなります。
睡眠不足はなるべく解消するようにしましょう。
うまく眠れない時は、マインドフルネスのようなリラクゼーションを聴いたり、快眠サプリを取るのもオススメです。
漢方薬の加味帰脾湯(かみきひとう)は体の血流の流れを良くして、リラックスを促します。
【神山純一さんの水のメロディー】がおすすめ過ぎる
私が、amazon musicでガチで気に入ってるのが、【神山純一さんの水のメロディー】です。
マインドフルネス瞑想や、Mikako HirohasiさんのAROMAもよく聞いています。
漢方薬
現在、アトピー性皮膚炎のガイドラインでは消風散(ショウフウサン)と補中益気湯(ホチュウエッキトウ)がアトピー性皮膚炎に効果的と言われています。
それ以外は、漢方薬がアトピーの炎症に効果があるというような医学的な根拠はないようです。
アトピー性皮膚炎に対する漢方療法の有用性を検討した臨床研究の多くは,数十例程度の症例集積研究であり,二重盲検RCTの中で国内の一般的な医療機関で処方が可能な方剤に関するものは「消風散」133)と「補中益気湯」134)を用いた2件のみである
わたしは消風散、補中益気湯はもちろん飲みました。
- ヨクイニン
- 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
- 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
- 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)など…
1砲2500円する漢方薬を中国人から購入したこともあります。
煎じ薬は3か所の漢方薬局で、処方されていました。
幼いころから30歳まで、煎じ薬、ツムラの漢方、その他漢方専門医の元で調合してもらった漢方薬を飲んでいました。
アトピーにおススメのお茶
好みのお茶を見つけてみましょう。
番茶
甜茶
柿の葉茶
くわの葉茶
ルイボスティー
ローズヒップティー
甜茶も甘くて、紅茶のようだったのでよく飲んでいましたが、私はオーガニックのルイボスティーが好きで今もよく飲んでいます。
私は、必ず有機栽培を買うようにしています。
高価ですが、グリーンルイボスティーには、フラボノイドが常のルイボスティー10倍のフラボノイドが含まれています。
脱ステをしている時だけ、こちらのグリーンルイボスティーを飲むのもオススメです。
飲み水
水は体の中の巡りの上でとても重要となります。
朝いちばんは、沸騰させて少し冷ました、白湯(さゆ)を飲むと体の巡りがよくなります。
1日2リットル程度が目安です。
※水分制限を推奨している脱ステ医もいますので、治療方針に従ってください。
現在、愛飲しているお水
母が気に入って買っている【のむシリカ】。
飲みやすいので定期購買しています。
カイロプラクティック・整体・鍼
アトピーで痒みが強いと体がこわばり、血液やリンパの流れが悪くなります。
血液の流れやリンパの流れを良くするために、整体や鍼、カイロプラクティックなど併用してご自身の体を緩めてあげるとリラックス効果が高まります。
断食(ファスティング)
ファスティングを行う事で下記のメリットを得られます。
冷え性の改善 / 肌がきれいになる / 体重が減る / 便秘や下痢がよくなる / デトックスができる / 慢性疲労がなくなる / 寝つきがよくなる / 血流改善 / 腸内フローラが整う / 味覚が正常になる / 食生活が整う / 脳の働きがよくなる / ストレスに強くなる / 免疫力が向上する / 肩こり・腰痛が解消 / 血糖値が下がる / アトピー性皮膚炎の改善
断食ファスティングをする場合は専門的な機関で、健康管理を行ったうえで実行することをおススメします。
入浴方法・温泉での湯治
アトピーや美肌に効果的と言われる、半身浴、温冷浴、熱湯風呂など、さまざまな入浴方法があります。
脱風呂やシャワーだけにする…という真逆の入浴方法もありますね。
アトピーで有名な温泉施設
お風呂の浄水器・シャワーヘッド
お風呂の浄水器とシャワーヘッドは今でも愛用しています。詳しくはブログ記事をどうぞ。
保湿剤
私は27年 保湿→3年ほど 脱保湿→5年 保湿で今は保湿を徹底しています。オススメの保湿剤はこちらです。
※脱保湿を推奨している医療機関もあります。
アトピーの洗濯洗剤
洗濯洗剤は、かなり重要となります。
更に、洗濯槽の汚れ、すすぎについても、重要事項です。
これは、敏感肌、アトピー性皮膚炎であれば、重要過ぎる事なので、かならず読みましょう。
脱ステの方法を試して100日経ったら…
脱ステを100日間…約3か月続けて改善しなかったら、やめましょう。
理由は、治療方法が確立されていない。
正しい方法で治療すれば、3か月で、確実に肌は回復する。
記載した脱ステの方法は一般的によく言われる方法だと思います。
わたしも治ると信じて脱ステを、実践しましたがアトピーは改善しませんでした。なので、これが、正しい脱ステの方法かどうかはわかりません。
脱ステの方法は確立されていない
脱ステをしている病院もたくさんありますが、
- 軟膏を使う病院
- 漢方を推奨する病院
- 保湿を推奨する病院
- 脱保湿を推奨する病院
- 外用薬をすべて使用しない病院
- プロトピックやアズノールなど使用をする病院
など、様々です。
それ以外にもたくさんの「民間療法」があります。
私自身も、覚えていないようなことも、たくさんしました。
詳しく知りたい方はプロフィールでお話ししています。
「アトピー性皮膚炎のガイドライン」には、脱ステを推奨する文面は記載されていません。
正しく方法で治療すれば、3か月で、確実に肌は回復する
アトピーは正しい方法で治療すれば、3か月で、確実に肌は回復します。
回復と言うのは、完治するとは違います。
脱ステを続けるかやめるか、優先順位をつけて簡単に決める方法。
アトピーを治すうえでゴール地点の設定を見直すことが出来るように書きました。