先日、Mさんから
「かなさんより大分年上でシングルマザーです…。金銭的にも精神的にも余裕がないけどドクターマセソンの治療に参加を決めた」
とメッセージがありました。
年齢も年齢だし、もう諦めようか。貯金もあまりないから、自分のために高額の治療費を払うより子どものためにとっておかなきゃ。との思いと
でも、もう一度だけ最後にチャレンジして、子どものために、明るくキレイなママでいたいという気持ちが揺れ動き、迷っていました。
この文面だけでも、すごく悩んで葛藤してきたのが伝わってきました。
Mさんは「経済的にも、精神的にも、何も余裕がない」とおっしゃっていましたが
勇気があるし、自分を変えようとする行動力があるし、ある物だらけ!!とお伝えしました。
そして、やっぱりこの治療にたどり着く人って、ちゃんと調べてるし、考えてるし、自分とも向き合っている。
「苦しいから助けて」とか、人任せな人はたどり着かないんだなって確信した。
子どものために…?自分のために…?
「子どものためにとっておきたいお金」
「子どものために、明るくキレイなママでいたい」
どっちも子どものため。
お母さんなんだなぁ…。
私は、自分が子どもを産んでないから、その気持ちに、なったことはないけど、子どもを持つとみんな子ども優先になるし、自分のことが疎かになる。
それが当たり前だし、”子どもよりも自分を優先するなんて”って言う人もいるけど、自分を大事に出来たら、その後、子どもや家族にも回っていくもんだと思う。
お金って、”ただあるだけ”
お金は物質。”なにか”と引き換えることができる紙。
通帳やお財布の中に、数字で、”いくら”ってわかりやすい価値があるだけ。
お金があれば、子どもに習い事をさせられる、お洋服も買えるし、遊びに行ける、携帯代も払えるし、高いお肉も食べられる。
そんな想像が出来るから
いつ、どこで、誰のためにでも、自分のためにだって、いくらでも使ってももいいはずなのに「学費にかかるし」とか「もったいないな」って置いておく。
もちろんそれがダメなことじゃないし、思いやりなんだけど…
自分への思いやり。忘れてない?
アトピーの人は、我慢が当たり前になってる人が多い。
だって痒くて眠れないのが当たり前みたいに毎日続くんだもん。
それが普通に思えてくる。
アトピーが酷くても、本当にその状況に慣れてしまう。
厳しい状況が普通に思えてくると、健康な人たちと同じように出来ない自分を責めたり、自分がダメなやつだって自信なくしたりする。
私も、顔が赤鬼状態でドクターストップかかるまで仕事したし、ホットヨガに通ってたり、風すら痛いのに2時間散歩したり、その後、汁だらけの手でご飯つくったりしてた。
(今、できるだけ楽したいし、1ミリも料理したくないのにねw)
もう、とっくに限界は来てるはずなのに
「自分はまだ頑張れる」「自分にお金を使うなんて」「自分はなにもしてないのに」
いつも自分に厳しくしてるんじゃないかな。
まだ大丈夫って。強がっても、本音の部分では、寝込みたいくらいの人もいると思う。
自分にウソついて生きるのは、本当にしんどいよ(経験したからよくわかる)
アトピーが改善するって肌がキレイになる”だけ”じゃない
「子どものために」ってすばらしい親心だけど、子どもは、そんなこと望んでないかも知れない。
家族が心から喜んでくれるのは、家族が本当の意味で楽しく過ごしてくれること。
私の場合、アトピーを改善して、今キレイになって、いつも、母は「治療受けて良かったね」って言う。(もちろん家族もみんな)
もう10年も経てば、普通の生活が当たり前になって、毎日「感謝、感謝」なんて拝むようなことはしてないけど、やっぱり「こんな風に健康に過ごせるのは治療のおかげ」という感謝の気持ちはずっとある。
”自分がキレイになっただけ”なのに、家族がそんなに喜んでくれる。
何年経っても「よかったね」って言える。
何年経っても「勇気を出して良かった」って思える。
これって「肌が治っただけ」じゃなくて
わたしだけが嬉しいわけじゃなくて
わたしが幸せそうにしてたら、家族も嬉しい
自分も家族も気持ちに余裕が出来る。
だから「健康」って大切って思う。
お金があっても、健康じゃなかったり、本心が満たされていなかったら、楽しくない。
自分が楽に生きる事、健康、笑顔で過ごす時間は、家族も嬉しいこと。
お母さんが嬉しそうにしてたら、子どもだって嬉しいはず。
クリスマスに高級なディナーを食べて、ブランドのバックをもらえたら幸せ?
好きでもないオジさんと過ごすクリスマスだったら「一人でええわw」って思うでしょ。
お金がなくても、健康で、コンビニのケーキが食べられて家族が楽しそうにしてたら、それって幸せやん。
大切な人と過ごす時間や、大切な人からもらったプレゼントだから価値があるし、心から喜べる。
高級なディナーとバッグ。状況によって、価値が変わるのは「物自体」に価値はないから。
お金にも、価値なんてない。
仕事したらもらえるし、物と交換できるから、価値があるように勘違いしてるだけ。
アトピーの人たちは本当に我慢強いから
今もきっと、誰かのために自分を犠牲にしている人がいると思う。
そんな人は、もっと自分に優しくてしてあげてほしいな。
まぁ私もそれで苦しんだし、それが当たり前になりすぎてて、自分を我慢させてることに気付いてなかったから、そんな人もいるかも知れないけど…
苦しいなら自分が楽になれる道を選んで良いし、誰かのために自分を犠牲にしなくて良い。
自分優先でいいよ。と言う話。
Mさんの話に戻ると、自分の未来に投資するって未知数だから、本当にその分の価値が得られるか…不安だと思う。
そんな中で決断したMさんは「なにもない」って言うけど、勇気と行動力がすごくある人だと思った。
私は、今までいろんな状況で治療を決めた人を見てきた。
寝たきりで親に反対され、それなら自殺すると説得して治療を受けた人
寝たきり状態でも自力で回復させてお金を貯めて治療を受けた人
借金して経営していた会社を売り、その手に入ったお金を借金返済せずに治療費に当てて治療した人
…
苦しい状況でも、諦めないで自分の生活を取り戻すために行動した人たちがいる。
Mさんもそう。
シングルマザーで私より年上と言っていた。
年齢も重ねると、消極的になるし、金銭的にも不利かもしれないのに、高額だと思う治療を決断するのはスゴイ勇気と行動力がいる。
本当、すごいよ。拍手!!
自分のことを優先することは、わがままじゃない。
「子どものために」とお金をおいておきたいって思う気持ちも愛だし「明るくキレイなママでいたい」って気持ちも愛。
自分を優先することは、子どものためでも、自分のためでもある。
自分を大切にしたら、結果的に、家族も大切に出来るようになるから大丈夫。
Mさんは、必ず、良い結果を手に入れるし、必ずキレイなママになる!て確信した。
本気でアトピーを治したい、自分が変わりたいって思う人を私は応援し続けていく♫
この記事を書いてて、この曲を思い出した。
この曲は、母が、色んなことに悩んでいたときにCDをプレゼントした。
んで、結婚式の最後、退場の時に使った曲。
母は、この曲を使ったことを覚えてなかったけどね。オイw