ドクターマセソンの治療でアトピーが治らない人の特徴

アトピーブログ

先日、私のかなり先輩のドクターマセソンの患者さんのブログ「アトピー主婦のつらつら日記」を読んでいました。

今読んでもとても勉強になる事が多いです。

そこでドクターマセソンの治療で改善しなかった人の話が出てきました。

 

その方が渡米したのが2002年(20年前)ですので、当時はアレルギー治療もまだ始まったばかり?なのか受けておらず、あとからアレルギーの原因が大きいとわかってきたようです。

 

2002年のドクターマセソンの治療スタイルは今の遠隔治療と似た感じだと思います。

 

この方の体験談の一文です。

日本とアメリカのステロイドの質の違いや治療方針の違いを理解していれば、すんなり受け入れられたのでしょうが、私の中では、「またステロイドか・・・」という意識があって、日本の病院にかかることを選択してしまいました。
 思えば、アメリカでもキチンとした説明を受けていなかったので、そこにも問題があったのでは・・・と思ったりします。。

 今は治療に関しての理解がようやくでき、アレルギー治療と平行してアトピー治療しようと考えています。。

 

まだ渦中にいる中でこの治療を受けても

治療の中の本当に大切な部分

この治療と日本の治療の違い

自分のアトピーのことなど…よく理解しないで治療を終了した方は「ドクターマセソンの治療の本当の意味」を理解できていなくて、困難な状況になる方もいると思います。

 

 

医療顧問専門家の晃平さんも「医療は100%ではない」とハッキリ言います。

 

ドクターマセソンの治療でもアトピーが治らない人はいる?

700名以上の渡米患者がいます。

私もアメリカに行きました。

 

私は帰国後も何度も悪化しました。

最初の1年は頻繁にリチェックしました。すんなりスッキリタイプではありません。

 

生まれつきアトピー、アレルギーは50種類以上、標準治療に脱ステ脱保湿、民間療法のドクターショッピング…当時は「中度くらい」と思っていましたが、重症度が高い困難タイプの代表モデルです。笑

 

ドクターマセソンの治療でも悪化を繰り返したことは別記事にあります。

 

しかし、ドクターの指示を守り、ケアを続けることで改善しています。副作用も出たこともありません。

 

今は遠隔治療で、50名近くドクターマセソンの治療を受けられました。

ほぼ完治状態になった人も多く、感謝のメッセージが日々届きます。

しかし一定数、私と同じようにアトピーが難航している方もいます。

 

この治療を受けて「すんなり改善しない」パターンの方について書こうと思います。

 

どうすることもできない状況の方

30年以上アトピーを患っていて、長期で浸透度の高いステロイドを塗り続けていたり、過酷な民間療法を続けたことで皮膚の形状が変わってしまっている方がいると聞きます。

 

皮膚の状態が変わっているとドクターマセソンの治療ですんなり回復せず、不安定な状況が続く方も多いです。

 

他のお薬やデュピクセントを勧められる事もあります。

 

デュピクセントはアメリカで自費購入するのは医療費が高くつくので、日本の病院にかかって、処方してもらう形がほとんどです。

 

ドクターマセソンの治療でなければデュピクセントを打てないと思っている方も多いですが、デュピクセントの治療として日本の皮膚科にかかりながら、ドクターマセソン治療(薬をもらったり再診)を受ける事が出来ます。

 

日本の皮膚科にかかって怒られるような事は無いです。

 

なのでドクターマセソンの治療の前からデュピクセントを使用している方もいますし、ドクターマセソンの治療後、安定せずドクターマセソンの指示でデュピクセントを始められ、相乗効果で改善している方もいらっしゃるようです。

 

「治らないから結局、薬かよ」と思う人もいますが、アトピーを病気だと認識していれば当然の選択です。

 

癌になって抗がん剤を受けない人はいないと思います。

 

私は足が折れて、骨をボルトで固定され3ヶ月以内に歩けるようになりました。

もしボルトの補助を拒否すれば何年も歩けず筋力が衰えて逆に歩けなくなった可能性があると思います。

 

必要な治療を受ければ、早い段階で治癒が出来ます。

徐々に薬の量が減ったり、薬を使う事で、快適に暮らせます。

 

アトピーに関しては、なぜが薬が悪者です。

 

日本の治療で不信感がある中で、この治療を受けた人も多いので気持ちはわかりますが、アトピーも他の病気と同じです。

 

炎症を沈めなければアトピーは治らない。アトピーが治らなければ苦しみます。

 

どの選択をするかは本人が決めればいいのですが、薬に嫌悪感があったり今までの治療や薬と同じだと感じていると、ここで足踏みしてまた悩み出す人も多い印象です。

 

アレルギーがひどい場合

ほとんどのアトピー性皮膚炎の方はダニ、ハウスダスト、花粉などのアレルギーを持っています。

 

アトピーの炎症を抑える事でアレルギーも出にくくなったり、気にならなくなる人もいます。

アレルギーが重度だと、ドクターマセソンの治療だけでは解決しない場合があります。

 

アトピーを改善しようとしてもアレルギーの反応がキツいと、すぐにアレルギー反応を起こしてしまい炎症が治る前に炎症を起こしてしまうからです。

 

アレルギー症状が強い場合はアレルギー治療もする事でアトピーとアレルギーの両方のアプローチが出来るので相乗効果で改善します。

 

渡米治療がメインだったときは、アレルギー検査とアトピー治療の初診が最初に行われ、アレルギー治療も同時進行される方がほとんどでした。

 

今はアトピー治療のみなので、アレルギー症状が強い人は難航する可能性があります。

 

ドクターマセソンの治療は「アトピーの治療」です。

重度のアレルギー体質だとカバーしきれません。これはアレルギー治療を受ける事で解決します。

 

ドクターマセソンの治療を受けてるのにアトピーが治らない人の特徴

 

  1. 指示されたスキンケアや、生活の改善が徹底できていない。または、本人はしっかりやっているつもりだけど、抜けている。
  2. 1ヶ月の治療中だけ頑張って、終わったら辞めたり、自己流に変更していく。(化粧品や薬の塗り方など)
  3. 改善しない部分を相談せずに、一人で悩んでいる。
  4. 治療や薬に不信感があり100%の信頼を置いていない。
  5. この治療のこと、アトピーのこと、自分の体質をまだ理解してない。または「ドクターマセソンの治療を受ければほとんど治る」という期待で治療を受けていた。
  6. お金の問題や家庭の問題。スキンケアができなかったり、薬の購入、診察依頼できない。環境を変えられない。

 

 

【1.2】本人は「ちゃんとやってる」と思ってるパターン

長年、アトピーの民間療法や脱ステ、脱保湿をしていたりすると普通の肌を知りません。

かゆみ・痛みのない普通の肌の感覚を生まれてから一度も経験した事がない人もいます。

 

本人は治したいし、真面目に取り組んでいるのだけど、痒み、肌の乾燥状態、生活スタイルが「普通」だと思っていると気づかない場合があります。

 

ドクターや晃平さん「挑戦してみる事」も勧めていますが、

どの程度、どこまでの挑戦は大丈夫でどこが危険信号なのかを見極める必要があります。(これも実は難しい)

 

まだ痒みや炎症がある状態で「このくらいいいよね」とチャレンジしてしまうと、合っているのかどうかを見極める事が出来ず、そのまま悪化して、原因がわからなくなる事があります。

 

3.4.5 本人の問題。

この治療を受けて話を聞いてただけで「理解したつもりになってる」ということはよくあります。

本人は、理解したつもりだけど、理解できてなかったパターンもあります。

 

勉強会の話をただ聞いているだけなのと、しっかり話を聞いて「理解している」のとでは治療の取り組み方も変わってきます。

 

治療が終わったら、なんとなく遠慮して連絡出来ないとか、「こんな事で相談したら恥ずかしい」など…困っている事を相談せずに悪化させてしまう方は一定数いらっしゃいます。

 

結果的に悪化しきってからリチェック(再診)を出すかたはいます。とてももったいないです。

 

ゲームでも、上手い人の動きやコツを見てたら簡単そうに見えるのに、実践するとうまくコントロール出来ませんよね。何度も練習したり、確認する必要があります。

 

本当の意味でアトピーや自分の体のことを理解するのは、時間もかかります。

 

質問や相談をすることで、疑問について、解決できたり、自分のアトピーと向き合う事ができます。

治療後も細かいコミニュケーションも必要です。

 

治療に対して不信感があったり、相談できないと、だんだん不安になって身近な民間療法や日本の治療へ戻ってしまう場合があります。

 

せっかく大金を使っても、本人の気持ちの問題で改善から遠のく場合もあります。

6.自分以外の何かが原因で治療・ケアができない

家庭環境、職場、家族…

自分以外の何かが原因でケア出来ないとか、お金が治療費に回せなくて薬が買えない場合は、治療を受けられていないのと同じです。

 

どうしてもアトピーが辛いなら環境を変えるなり、何か対策を練る必要があります。

ですが現状を変えるのが難しい場合、悪化は仕方ない部分になります。

 

苦しくて逃れたいのに、思ったように行動できず、変われない場合は心の中の問題があるかもしれません。

 

私自身もアトピーが改善してからも、生きにくさを感じていて、最近心理カウンセリングに通うことにしました。

 

人は変化を恐れて、未来に不安を感じる生き物なので、もしもアトピーが治ってしまったら…今の状況が変わってしまう事への恐怖など心理的な原因もあるかもしれません。

 

これは、ドクターマセソンの治療ではなく心理セラピーのジャンルになってくると思います。

自分のアトピーは特殊?ドクターマセソンの治療も効かない?

自分のアトピーは特殊で、ドクターマセソンの治療でも効かないくらいの病気だから、意味がなかったと思う人もいると思いますが、そんなことはありません。

 

私が相談を受けるとたいてい、どれかの問題が隠れています。(複数絡み合ってる場合もある)

 

私自身も同じように何度もつまずき、悪化を繰り返し、悩んできました。

 

ドクターマセソンの治療後に症状が変わって出てくる場合もあり、そのパターンも何名か聞きましたし、私もそうでした。

 

そして同じように「自分のアトピーは特殊で治らないんじゃないか」と思ったりしました。

 

ですが、諦めず時間をかけて悪化する原因を省いて行くこと、悪化させないように気をつけることで改善していきました。

 

アトピーもアレルギーも生きているので、症状を変えたりどうにかして生き残ろうとする。と晃平さんがいっていました。

 

だからといって一生炎症は止まらず回復しないという意味では無いです。

その都度、炎症を根気よく抑えて悪化させないようにする事で、アトピーも炎症の炎は弱くなり諦めてくれるようになります。

 

自分の行動を振り返ってみてください。

1ヶ月の集中治療はだいたいの方は痒みがなくなり、皮膚の状態も安定して、かなり綺麗になります。ゆっくり眠れ、痛みのない体に感動します。

 

しっとりした肌を体感する人も多く、その時に「もう治ったかも!」と嬉しくなります。

 

 

長年アトピーで辛い思いをしてきた人は、

少し改善するだけで健康な人と変わらない肌になったと勘違いしてしまいます。

 

 

治療を始めて数ヶ月で、ケアをおろそかにしたり、憧れの「普通人と同じような生活」をしようと無謀なチャレンジをしてしまいます。

 

これは私も同じだったのでわかります。

 

化粧を始めたり、お風呂をサボったり、好きな香りのシャンプーを使ったり…その度に悪化を繰り返しました。

 

1ヶ月の集中治療後うまくいかないのは「当たり前」

1ヶ月2ヶ月の治療ですんなり治らないのは当たり前です。

 

20年以上、アトピーが酷いのであれば最低でも1年は不安定です。(晃平さんにも言われているはずです)

 

ドクターマセソンの治療を受ける患者さんのほとんどは

20年30年かきむしってボロボロです。

民間療法やステロイドの乱用で肌の奥から痛んでいます。

 

1ヶ月の治療は瞬間的に改善(リセット)するだけです。

肌の奥深くのダメージまでは修復していません。

数ヶ月で両手放しで治ると思っているなら、甘いです。

 

傷んだ肌の中では細胞達は反応を常に起こしてきたので、些細なことでも反応起こす事を覚えています。少し落ち着いても、すぐに炎症を起こし、悪い方へ戻ろうとします。

 

これは年単位で時間がかかるものですが、治療後もドクターの指示をマジメに取り組む事で、徐々に改善していきます。

 

ドクターマセソンの治療を不審に思う前に確認して欲しいこと。

悪化を繰り返せば、治療やドクターに不信感が出てくるかもしれませんが、教えてもらった事を全て実践できているか考えてください。

 

出来てないのであれば、治療が出来ていないということです。

 

もし、諦めるとして、次にどこにいくのが正解だと思いますか?

日本の治療や民間療法に戻れば、ただ元に戻るだけです。

 

今までと同じようにスキンケアのアドバイスもなくステロイドやデュピクセントの処方をされて、「フリダシにもどる」だろうという印象です。

 

ドクターマセソンの治療を続けるなら、ほかの治療の提案をしてもらえます。併用していけば、徐々にでも改善する見込みがあります。

 

うまくいかなくてもドクターマセソンの治療をやめる選択をしない方が「まだ良い」と思います。

 

肌の生理学に基づいている治療で薬の作用も副作用も熟知しているドクターはなかなかいません。様々な経験値と知識があり、他の治療の併用も提案してもらえます。

 

ゆかりさんの記事でもこのような記事が書かれてありました。

ネガティブな情報はどうしても集まりにくいので、とても貴重なお話をお伺いできて、とても良かったと思います。経過がネガティブな人、というのは、不信感からかドクター、アトピーアソシエイションから離れてしまうので、情報が集まりにくいですね。

 帰国後の経過が悪い方でも、ドクターにしがみついているのが最終的には、最も近道のように私は思います。
 
 帰国後の経過は人それぞれです。でも、希望を持って治療を進めてください。

 

悪化したとしても「ドクターの治療を続ける方が近道」

私も同じ意見です。

 

もし、迷ったら、今までの民間療法や標準治療で治らなかった事を思い出してみてください。

 

諦めなければ、ドクターも晃平さんも、私も見捨てる事はありません。とにかく、相談してください。

 

「自分自身は全て実践しているはず。自分のアトピーは特別に酷くて治らない。」

「リチェックしても何を改善すればいいのかわからなかった」と悩む場合は

私も別軸の個別相談という形で、悪化する要因を見つけ、ドクターや晃平さんとは違う視点でのアドバイスさせていただいています。

 

散々しんどい思いをして、高額な治療を受ける決断をされて、ここまで辿り着いたのです。

諦めるくらいなら、3年信じて続けてみてください。必ずいい結果に繋がります。

 

 

 

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